目次
1. 20代で生じる性交痛の原因9選

原因1.処女膜強靭症

原因2.子宮筋腫
子宮筋腫とは、子宮の筋肉にできるコブのような良性腫瘍のことです。発生した筋腫が、セックスの際に動いたり、コブの茎部分がねじれたりすることで、痛みが生じるケースがあります。成人女性のおよそ3割は筋腫をもっていると言われるほど頻度の高い病気で、無症状であれば治療の必要がない腫瘍です。 筋腫ができる理由は解明されていませんが、成人年齢を迎えるあたりで発症することから、女性ホルモンのエストロゲンが関係していると言われています。治療が必要な場合は、薬物療法・手術療法を行うのが一般的です。原因3.子宮内膜症
子宮内膜症とは、子宮の内側を覆っている子宮内膜の組織が子宮以外の場所で増えてしまう病気です。骨盤内で増殖をすると、セックスで挿入した際に子宮と癒着した箇所がひきつり、性交痛が生じます。子宮内膜症を発症する原因は、排出されなかった一部の月経血が逆流し、周囲の組織と癒着を起こすことで発症すると言われています。クリニックで治療する場合は、薬物療法・手術療法を行うのが一般的です。原因4.子宮膣部びらん
子宮膣部びらんとは、子宮頸部が赤く変化してただれているように見える状態のことです。子宮膣部びらんのほとんどは無症状ですが、細菌感染などの炎症を起こすことで性交痛に発展するケースがあります。エストロゲンの働きにより子宮膣部がふくらむことで、びらんのように見える箇所が発生すると言われています。女性ホルモンの分泌が活発になる20〜40代に多く見られる症状です。子宮膣部びらんが発生する箇所は、子宮頚部がんが発生する場所であることから、定期的な検診が推奨されています。原因5.小陰唇肥大
小陰唇肥大とは、女性器の一部である小陰唇が肥大している状態のことです。何cm以上だと小陰唇肥大、という明確な定義はありませんが、足を閉じた状態で小陰唇のヒダが少し見える程度が正常・大きくはみ出したりぶら下がったような状態であれば小陰唇肥大と定義されるのが一般的です。ヒダが大きく発達すると、性交時にヒダが膣側に巻き込まれ、痛みを引き起こすことがあります。小陰唇肥大は、先天的なもので必ず治療が必要なものではありませんが、かゆみや炎症を起こすようであれば、 手術やレーザー機器などで小陰唇を適切な大きさに整えます。原因6.性感染症
性感染症は、性行為を介して病原体に接触することで感染する病気のことです。代表的な性感染症としてクラミジアが挙げられます。クラミジアは、日本国内でもっとも多い性病と言われており、感染して炎症を起こすと下腹部痛や性交痛を引き起こします。クラミジアは自然治癒しないため、抗生物質などで治療するのが一般的です。原因7.膣の乾燥
性交痛の原因でもっとも多く挙げられるのが膣の乾燥です。膣のうるおい不足のままピストン運動を続けると、粘膜を傷つけ、膣に痛みが生じます。濡れなくなる原因は大きく分けると2つあります。 1つ目は、女性ホルモンであるエストロゲンの減少です。エストロゲンは乳房の発達や子宮の発育など、いわゆる女性らしい体を作るためのホルモンのことです。このエストロゲンの分泌量は変動を繰り返しながらも20代でピークを迎え、40代半ばあたりから減少していくと言われています。エストロゲンが減少すると共に分泌液も減るため、膣が乾燥してしまいます。 2つ目は、精神的な要因です。膣は敏感な器官で、ほんの少しストレスを感じただけでも乾き始めます。詳しくは次の見出しで解説します。原因8.ストレスや緊張
ストレスや緊張は、膣の乾きやすさにつながり、性交痛を招きます。キスやボディタッチなどで幸福感が高まると、オキシトシンという幸せホルモンが分泌されます。その状態でさらに性的興奮が高まると、下半身に血液が集中し、膣が濡れた状態となるのです。しかし、体が緊張やストレスでこわばっていると性的興奮が高まらず、膣が乾いた状態となってしまい、挿入時の痛みにつながります。原因9.パートナーとの相性
膣が濡れていない段階でペニスの挿入やピストン運動をしてしまうと、膣に痛みが生じてしまいます。これは前戯が不十分な状態でも起こるので注意が必要です。膣が乾いた状態で無理にペニスを動かすと、膣の入り口や粘膜を傷つけ、出血を起こすこともあります。とくに、自分の膣が狭い、パートナーのペニスが大きいなど、お互いの体格差がある場合は前戯の時間を十分にとる必要があるでしょう。2. 性交痛の5つの対処法

対処法1.パートナーに相談する
セックスに対する要望をパートナーに相談しておきましょう。例えば、前戯の時間を十分にとってほしい、挿入はゆっくりしてほしいなどです。こうした要望を1人で抱え込んだままにすると、精神的な要因から性交痛を引き起こす可能性があります。パートナーに相談しておくことで、ストレスや緊張を緩和できます。対処法2.潤滑ゼリーを使う

対処法3.セルフケアで慣らす

対処法4.食生活を意識する

対処法5.クリニックに相談する
ここまで、セルフケアでの対処法をお伝えしましたが、性交痛が改善しないようであればクリニックへの相談がおすすめです。どんな時に、どの部分が、どのように痛むのかを医師に伝えることで、性交痛の原因を把握し、改善することにつながります。婦人科・婦人科形成で、一度診察を受けてみましょう。3. 性交痛に対する婦人科形成での治療法3つの対処法
女性器専門の婦人科形成などのクリニックでは女性器のお悩みを解決することに特化したクリニックです。 では、そこではどんな治療ができるのでしょうか?処女膜切開手術

ダウンタイム
・入浴:シャワーでの入浴は当日から可能で、切開の箇所、処女膜強靭症の程度により3~7日経過するとお風呂での入浴も可能です。 ・予想される症状:1週間程度痛晴れ腫れによる違和感がある場合もあります。 痛みは個人差がありますが2,3日違和感がある程度です。 処女膜強靭症が重度の方は7日間くらい排便時にいきむと痛みを感じる場合があります。 ・通院期間:術後1か月目程度で検診のため来院して頂きます。 1か月検診の際に糸の残りがあれば抜糸を行います。膣入口拡張手術
処女膜強靭症とは異なり、膣の入口自体の大きさが生まれつき小さい方が対象になります。 膣の狭い部分を一人一人確認して行うため、その人に合った適切な手術が必要となります。診療をしっかりした上で担当医師と相談することが必要です。 多くは入院する必要もなく、日帰りでの手術が可能です。ダウンタイム
・個人差はありますが、手術後約1か月~1か月半ほどで性交渉可能となります。 ・術後は7~10日間ナプキンを当ててもらいますが、日常生活に支障はありません。レーザー治療

満行 みどり
略歴
国立佐賀医科大学(現佐賀大学)医学部卒業。その後九州大学医学部付属病院第二外科、佐賀県立病院などで外科、救命救急、麻酔科全般を習得。
聖心美容外科東京院、大阪院、福岡院にて勤務後、横浜院院長、全国診療医長を歴任。
婦人科形成、脂肪吸引を始めとする多くの症例に携わる。
レーザーによる女性器の若返り治療、膣の引き締め、外陰部形成のライセンスをアメリカのビバリーヒルズにて日本人の女医として初めて習得。東京の広尾に、日本人初となる女医による女性器形成専門クリニック、みどり美容クリニック・広尾を開院する。また「女性器形成」「女性性機能障害」のスペシャリストとして、様々な論文執筆、講演会、ドクターへの指導を行う。
資格
所属学会